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切らない目の下のクマ・たるみ治療-ウルセラアイ

ウルセラアイについて解説します。

ウルセラは世に出てすでに5年ほど経ち、
FDAの認可を受けた切らないたるみ治療器として
最近ではかなり有名になっていますが、
まだご存知ない方も多いと思いますので、
簡単にウルセラの治療原理について説明いたします。

ウルセラは高密度焦点式超音波というエネルギーを使用します。
高密度焦点式超音波というのは聞きなれない言葉かと思いますが、
略してHIFU(High Intensity Focused Ultrasound)、ハイフと言います。

医療の分野ではすでに前立腺癌の治療などにも応用されており、
有用性が確率されています。

このHIFUをリフトアップや組織の引き締めに利用しようとしたのが
ウルセラということになります。

HIFUの原理は、わかりやすく例えるなら、
虫メガネで太陽の光を集めるようなものです。
ちょうど焦点となった部分にエネルギーが集中し、
その部分だけ高熱になります。
それ以外の光が通過しただけのところには何ら影響を及ぼしません。

光では皮膚や筋肉をほとんど通過することができないため、
ここではそれらの組織に対して通過性のある超音波を用います。
音響レンズという超音波用のレンズを用いてエネルギーを1点に集めます。
そうするとちょうど焦点になったところだけに高熱が入ります。

高熱というとちょっと怖いかもしれませんが、
約70度になるように超音波の出力が調整されています。
また、熱は1mm四方の点状に入っていきます。

熱の入る深さですが、
ウルセラには3種類の深さに対応しており、
アタッチメントを変えることで、
皮膚の表面から4.5mm、3mm、1.5mmと
熱の入る深さを変更することができます。

ウルセラアイの場合、
1.5mmのアタッチメント(本来はトランスデューサーと言っていますが)を使用します。
弊院の場合、眼窩脂肪のふくらみが多い方には3mmのトランスデューサーも使用します。

つまり、ウルセラアイ(下まぶた)では、
下まぶたの皮膚、眼輪筋、眼窩隔膜に片方につき約700~800の点でドット状に熱を入れていくわけです。

施術直後はごくごくわずかなむくみを感じるかもしれませんが、
他人がみて腫れていると指摘を受けることはありません。

腫れがなくとも、
熱による点状のダメージが加わっていますので、
創傷治癒のメカニズムが働き、
皮膚、眼輪筋、眼窩隔膜が1ヶ月~3ヶ月ほどかけて
ゆっくりと徐々に引き締まっていきます。

一度の治療で効果は約2年ほど持続しますが、
全くダウンタイムのない治療ですので、
半年に一度、あるいは1年に一度といったように定期的に治療を行うと、
治療効果が蓄積して、よりすっきりした下まぶたに変化していくことと思います。

監修医師

竹内 孝基 医師

エースクリニック理事長

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