- Doctor blog -わきがの再発について

「わきが手術後に再発することはありますか?」
こういったお問い合わせをよくいただきます。

この質問にお答えするのは実はそれ程簡単ではありません。

「100%完治。 再発ナシ!」
よく見かける宣伝文句ですが、あくまで宣伝文句に過ぎません。

わきがの治療では、言うまでも無く、
臭いの原因であるであるアポクリン腺をどれだけしっかり取るか
ということが一番重要になります。

仮にアポクリン腺の95%を除去したとしても、
不快な臭いが95%減ったとは感じられない、
という点が悩ましいところです。

基本的に、
一旦除去したアポクリン腺が後になって再生してくるということは
あまり考えられません。
もしも後々になって臭いが再び気になりだしたとすれば、
それは元々除去されずに残っていたものになります。

以前に他院で手術を受けたけれど、
まだ臭いが気になるから再手術を行いたいという理由で
弊院に来院される方は結構多いのですが、
その方達のお話を伺っていると、
「術後しばらくは気にならなかったけれども、
何ヶ月かしてから気になるようになった。」
とおっしゃる方が大変多いです。

一旦良かったけど、段々また悪くなった
と感じるから「再発」したと感じるわけです。

この場合実際は、
一旦なくなったアポクリン腺が再生したのではなく、
残っていたアポクリン腺が一旦活動できない状態であったのが、
また活動できるようになったためと考えるのが正しいと思います。

例えば、脇の下の皮膚を皮下で剥離すると、
アポクリン腺と皮下脂肪の間の層ではがれるのですが、
はがれると同時に、
アポクリン腺を支配している神経や血管も同時に切断されます。
この状態ではアポクリン腺は臭いの元を作ることはできません。
しかしながら、段々と治癒していくに従って、
切断された神経や血管が再びつながってくるため、
またアポクリン腺が活動するようになるということです。

極端な話、
アポクリン腺を全く取らなかったとしても、
皮下で十分な面積を剥離していれば、
神経、血管が再びつながってくるまでの期間に限れば
臭いがないということになります。

そのため、至極当然のことですが、
わきが手術を成功させるためには、
極力しっかりとアポクリン腺を取り除くということが大変重要になるわけです。

しかし、現実的に考えると、
どのような手術方法であったとしても、
アポクリン腺を100%残らず取ることは不可能です。

なので、数字で表現するのには無理がありますが、
イメージとしては99%以上取ることを目指しています。

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