- Doctor blog -マイクロシェーバー法(わきが手術) (2)

このフォーミュラシェーバーシステムという機械は、
アメリカのストライカー(Stryker)という会社が作っています。

フォーミュラシェーバーシステム

この会社は、主に整形外科領域の手術で使用する機械を取り扱っていて、
この機械も元々は整形外科手術用のもので、
関節内の軟骨や軟組織を切除するための道具です。

この機械の構造としては、
(1)カッター&バー(先端部)
(2)ハンドピース(グリップ部)
(3)コンソール(本体)
から成ります。

マイクロシェーバーのグリップ部分

(1)がアポクリン腺を削除するのに最も重要な部分になります。
外筒(バー)と内筒(カッター)で構成されていて、
外筒の先端部には穴が開いています。
内筒の先端部はノコギリの刃のような形状をしています。

(3)が(1)のカッター部分の動力源になっていて、
カッターを高速でオシレーティング(往復)運動させます。
1分間に9000回転まで可能です。
(弊院では1800~6000回転で使用しています。)

マイクロシェーバーのカッター

吸引圧をかけて、
バーの先端の穴の中にアポクリン腺を吸い込みながら、
カッターで同組織を削り取っていくという非常に優れた働きをしてくれます。

吸引してアポクリン腺を取り除くという手術方法は
かなりの昔からありました。
脂肪吸引手術の脂肪のようにアポクリン腺を吸引する、
というのは割りと誰にでも思いつきやすいものだと思います。

実際にアポクリン腺と脂肪は見た目には似ているのですが、
硬さや色が異なります。
アポクリン腺の色は濃いオレンジ色~赤色なのに対して
脂肪は鮮やかな黄色です。
硬さもアポクリン腺の方が断然硬いです。

そのため、ただ単純に吸引管を使って吸引しても、
アポクリン腺は脂肪のようには吸引できず、
多くは取り残されてしまい、思うような効果が出ませんでした。

この機械(フォーミュラシェーバーシステム)には、
高速で往復運動するカッターが内臓されている、
という点がミソです。
このカッターにより皮膚の裏側にへばりついたアポクリン腺を
しっかりと取り除くことができます。

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