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上まぶたのたるみ

眼を開けにくい状態のことを眼瞼下垂と言いますが、
眼瞼下垂には
(1)まぶたを開ける筋肉(眼瞼挙筋)の力がうまく伝わらない
(2)まぶたを開ける筋肉自体に問題がある
(3)まぶたの皮膚が覆いかぶさって視界をさえぎる
の3つのパターンがあります。

老化に伴い(1)と(3)が混在しているケースが多々あります。
(というより、老化の場合は(3)単体のことの方が少ない。)

このような場合、
(3)に対して余剰皮膚を切除して
(1)に対して眼瞼挙筋前転術を行う
ことはまぶたの機能的に言えば的を得ていますが、
見た目としてはそうでもありません。

不用意に両者の改善を目指そうとすると、
厚ぼったい不自然なまぶたになってしまうことが多いのです。
また、高齢の方の場合、変化度の大きな手術はあまり好まれません。
あまり大きな変化は自己のアイデンティティーに混乱をもたらします。
やはり全体的なバランスを考えてアイデザインを考えるべきです。

そうなると、まずは余剰皮膚を切除して、
その後どうするか考えるのが最善だと思っています。

ではモニター症例を掲出します。

眼瞼下垂 術前

術前

 

眼瞼下垂 術後1週間

術後1週間

眼瞼下垂 術後1ヶ月

術後1ヶ月

眼瞼下垂 術後3ヶ月

術後3ヶ月

眼瞼下垂 デザイン

デザイン

余剰皮膚の切除と眼瞼挙筋前転術を同時に行うことは
両者の手術に習熟していれば全く難しいことではありませんが、
どちらを主とし、どちらを従とするかを考えて行わなければなりません。
どちらも主として手術を行うと、
「過ぎたるは及ばざるが如し」
不自然なまぶたになってしまいます。

この症例ではまぶたの皮膚を切除するに留めていますが、
私はこれで十分と考えます。
もちろんまぶた自体をもっと開けるようにもできますが、
それを行うのが良いかはまた別の話です。

余談ですが、
眼瞼下垂の手術を行うと額のしわが浅くなります。
額のしわが深くなる原因の90%以上は眼瞼下垂によるものだからです。
ただ、上の症例からもわかるように、
術後しばらくたたないと浅くなりません。
恐らく、術後すぐは筋肉のクセがなかなか取れないからだと思います。

監修医師

竹内 孝基 医師

エースクリニック理事長

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