- Doctor blog -マイクロボトックスを効果的に使おう

※このページは2019年9月26日に更新されました。



 表情ジワを取ってくれる「ボトックス注射」はよく知られていますが、「マイクロボトックス」というテクニックをご存知の方は、まだ少ないと思います。
 今回は、通常のボトックス注射とどう違うのか、どんなときに効果的なのかをご説明したいと思います。

 従来のボトックス注射は、筋肉内もしくは皮下にボトックスを注射することで表情筋に直接働きかけ、その動きを鈍くして表情ジワなどを改善するというものです。そのために、筋肉の動きが強くコントロールされ、効果もすぐに表れますが、人によっては強く効きすぎて、まれにこわばった表情になってしまうこともあります。
 これに対し、マイクロボトックスは、微量のボトックスを皮膚のごく浅いところに少量ずつ注入します。すると、ボトックスの筋肉そのものへの直接の影響が少なくなり、同時に皮膚に対するボトックスの効果も表れます。マイクロボトックスは、筋肉のごく表層のみにボトックスをやわらかく効かせたいときや、肌質の改善などに用いられる手法なのです。
 ところで、「少量ずつ注入」といっても、従来のボトックス注射とどのくらい分量が異なるのでしょうか。
 従来のボトックス注射では、1カ所あたりボトックス1~2単位を注入します。しかしマイクロボトックスでは、1カ所あたり0.05~0.1単位となり、通常のボトックス注射と比較すると20分の1から10分の1くらいの量になります。当然注射の回数は増え、例えば額のシワに対するアプローチの場合は、通常だと5〜10箇所に分けて注射するところを、マイクロボトックスでは30〜40箇所くらいに分けて注射していきます。「少しずつ、広く、浅く」という手法を、ご理解いただけるかと思います。

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 では、どんなときにマイクロボトックスは効果を発揮するのでしょうか。
 例えば、額のシワを改善しようとする場合、額にある前頭筋という額を持ち上げる筋肉にボトックスを注射します。しかしボトックスがしっかり効きすぎると眉毛が上がらなくなり、まぶたが重たくなってしまうことがあります。もともと眼瞼下垂の症状があるような方場合は特に注意が必要です。また下まぶたのちりめんジワを改善させたい場合は、目の周りを囲む眼輪筋にボトックスを作用させるわけですが、効きすぎると下まぶたのたるみにつながってしまいます。
 このとき、マイクロボトックスの方法で注射することによって、このような副作用が起こることを予防することができるのです。
 また、マイクロボトックスでは、ボトックスが皮膚に作用して美肌効果をもたらすことも知られています。皮膚の浅いところに注射されるために、そのような効果が得られるのです。具体的には皮膚の皮脂腺、汗腺、立毛筋などに作用し、皮脂腺の活動を抑えて脂性肌やニキビを改善したり、毛穴を小さくする効果も期待できます。さらに皮膚の引締め効果もあります。結果的に肌のキメが整い、美肌を得ることができるわけです。

 このようにマイクロボトックスは優れた効果を持つ治療法ですが、通常のボトックス注射に比べ、ご存知の方が少ないというのが現状です。そこで、当院ではじっくりとカウンセリングを行い、「マイクロボトックスが有効なのでは」という方にお勧めしています。表情シワと美肌効果の二つのメリットを持つマイクロボトックス。ぜひ一度当院にてご相談ください。

この記事の監修

エースクリニック 医師:
浅井裕子 医師

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