サーマクールとは米国Thermage社の切らずに皮膚を引き締めてリフトアップするたるみ治療器です。サーマクールは高周波(ラジオ波、RF)を用いた装置で、レーザーなどの光線系エネルギーよりも深部に到達するため、たるみの原因である緩んだ皮膚真皮に働きかけて引き締めることができます。たるみ以外にも小じわや毛穴の開きの改善にも効果があります。
サーマクール登場以前にはフェイスリフト手術などの外科的治療以外にたるみを治療する方法はありませんでした。サーマクールが登場したことにより、手術まではしたくないという人にとってもリフトアップ治療が身近なもとなったのです。現在では切らないたるみ治療としてはウルセラと並んで最も認知度が高く、リピーターも多い治療となっています。エースクリニックでも多くの方にサーマクールの施術を受けていただいており、半年に一回、あるいは一年に一回というように定期的にリピートされる方も少なくない施術です。
サーマクールの仕組み
美容医療機器で使用されるエネルギーには光、レーザー、赤外線など様々なものがありますが、その中でもサーマクールは高周波(RFあるいはラジオ波とも言います)を用いています。高周波は電流の親戚のようなもので、電流と同様に高周波が通過した部分には熱が発生します。高周波照射中は皮膚表面は冷却されているため表皮は守られた状態で、皮膚表面から2.5mm~3mmの真皮層に熱が発生します。これにより大きく以下の2つの反応が起こります。
(1)施術後すぐに起こる反応~コラーゲン線維の収縮による即自的な引き締め効果~
発生した熱により、コラーゲン線維がタンパク変性し収縮することで即自的にキュッと引き締まった効果が得られます。肉を焼いたときに縮む反応と同じと考えていただければわかりやすいでしょう。治療後すぐに実感できる効果です。
(2)ゆっくり時間をかけて起こる反応~創傷治癒過程で起こる長期的なコラーゲンの生成~
一度熱による刺激を受けて変性したコラーゲンが、自然治癒能力により新たなコラーゲンにより置き換わっていく過程でより量を増やしていくことで引き出される作用です。より皮膚が引き締まっていきます。この反応は施術後約1~3ヶ月にわたり続くとされ、これが長期的効果となります。
※料金は税込表示です。
※サーマクールCPTは医師の管理下に、トレーニングを受けた看護師が施術を担当します。
※医師による施術をご希望の場合、別途55,000円がかかります。
院長からのコメント
監修医師:大阪梅田院院長・谷聡柄医師
形成外科専門医
【所属学会】
日本形成外科学会/日本美容外科学会/日本創傷外科学会/
日本乳房オンコプラスティック学会
ミラドライ認定医/ウルセラ認定医/サーマクール認定医