おでこの横じわは年齢を重ねれば誰にでもできるもの。とは言え、やっぱり気になります。
おでこのしわには前頭筋という表情筋が関わっています。
眉毛を挙上したときなどにおでこに波のようにしわが寄る状態が初期のおでこのしわの状態です。この眉毛を挙上する動作は前頭筋が収縮することにより行われます。この初期のおでこのしわを放置しておくと、前頭筋が頻繁に収縮したり、常に収縮した状態が維持されるため、次第に皮膚が折れ曲がり、皮膚に細い横しわが刻まれていきます。さらに放置しておくと、簡単には治らない深いしわがくっきりと刻まれることになります。
ではなぜ前頭筋が常に収縮した状態になってしまうのかというと、これには上まぶたの状態が関係しています。加齢により上まぶたのたるみが出てきたり、眼瞼下垂と言われるまぶたを開けにくい状態になることにより、額の筋肉(前頭筋)を使って上まぶたを開けようとするため、前頭筋が収縮した状態が維持されてしまいます。