エラボトックスに新たな承認|ボトックスビスタ®が咬筋膨隆の適応を取得

2026年8月24日、ボトックスビスタ®が、エラ張りの原因の一つである「咬筋膨隆(こうきんぼうりゅう)」に対する国内の適応追加承認を取得しました。
これまで眉間や目尻の表情じわに対して承認されていたボトックスビスタ®に、新たな治療対象が加わりました。
今回は、承認の内容と、エラボトックスを検討されている方に知っていただきたいポイントをご紹介します。
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咬筋膨隆とは?
咬筋は、食べ物を噛むときに使う、あごの左右にある筋肉です。この筋肉が発達して大きくなった状態を「咬筋膨隆」といいます。
咬筋が大きくなると、エラの部分が外側に張り出し、顔の横幅が広く見える原因になります。
ただし、エラ張りや顔の大きさには、筋肉だけでなく骨格や脂肪なども関係しています。治療を選ぶ際は、何が原因なのかを見極めることが大切です。
今回の承認で何が変わったのでしょうか?
これまでも、咬筋にボツリヌストキシンを注射する治療は、一般に「エラボトックス」と呼ばれて行われてきました。ただし、ボトックスビスタ®による咬筋膨隆の治療は、国内では承認された適応に含まれていませんでした。
今回、日本人を対象とした臨床試験の結果などに基づき、「65歳未満の成人における咬筋膨隆」が正式な適応として追加されました。
患者さんにとっては、咬筋膨隆への有効性・安全性が審査され、用法・用量が定められた製剤で治療を受けられることになります。
なお、今回の承認はボトックスビスタ®に対するものです。「エラボトックス」と呼ばれる治療で使用される、すべてのボツリヌストキシン製剤が承認されたわけではありません。
どのようにエラ張りを改善するのですか?
ボトックスビスタ®を咬筋に注射すると、筋肉の働きが抑えられます。その後、発達した咬筋のボリュームが徐々に減ることで、筋肉によるエラ張りの改善が期待できます。
骨を小さくしたり、脂肪を減らしたりする治療ではありません。咬筋の発達がエラ張りの原因となっている方に適した治療です。
変化の程度には個人差があり、効果は永久に続くものではありません。
注射する量はどのくらいですか?
承認された用法・用量では、左右合計48もしくは72単位を、左右それぞれ3か所、合計6か所に分けて注射します。
この単位数は片側の量ではなく、両側を合わせた量です。実際の投与量は診察のうえで判断します。
また、製剤の「単位」は製品ごとに異なるため、ボトックスビスタ®の単位数を、他の製剤にそのまま当てはめることはできません。
承認された製剤でも、副作用への理解は必要です
承認を取得したことは、副作用が起こらないことを意味するものではありません。
治療後には、注射部位の内出血、噛む力の低下や硬いものの噛みにくさ、噛みしめたときの咬筋の部分的な盛り上がりなどが生じることがあります。
また、妊娠中・授乳中の方など、治療を受けられない場合があります。持病や服用中のお薬、他の医療機関で受けたボツリヌストキシン治療についても、診察時にお伝えください。
エラ張りが気になる方はご相談ください
エラボトックスを検討する際は、まず、ご自身のエラ張りが咬筋によるものかを確認することが大切です。
「自分のエラ張りにも効果があるのか」「どのくらいの量が必要なのか」など、気になることがありましたら、エースクリニックへご相談ください。


