マイクロCRF(新しいお顔の脂肪注入) (2)
新しい脂肪注入法である「マイクロCRF」ですが、
従来の脂肪注入に比べて、
非常に細い針で注入できるという点に大きなメリットがあります。
採取した脂肪を濃縮しCRF(コンデンスリッチファット:濃縮脂肪)を作成し、
そのCRFをフィラージェラーという器械を通すことで、
非常に細い針(27G、30G針)で注入できるようになります。
従来の採取した脂肪をそのまま注入するタイプの脂肪注入では18G針という非常に太い針を使用していました。
細い針で注入できるということは、
侵襲が少なくなるだけではなく、
細かい注入が可能になり、
周囲組織とのなじみも良くなるため、
非常に大きなメリットがあります。
また、ヒアルロン酸を注入する際に使用する針も、
30Gあるいは27Gなので、
マイクロCRFはヒアルロン酸と同じ細さの針で注入が可能ということです。
上記は30G針でマイクロCRFを注入している様子のイメージです。
弊院では多くの場合、
マジックニードルという先端のとがっていない針(鈍針)を使用して
マイクロCRFを注入するので、
皮下出血や腫れがほとんどでません。
針穴も探すのが苦労するほど小さいので、
そのままどこかに出かけていっても差し支えない程です。
また、粒子の非常に小さなマイクロCRFは
周囲組織との親和性(なじみ)に優れ、
違和感が出ることはまずありません。
次世代のフィラーとしてマイクロCRFは
ますます注目されてくるだろうと思います。