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二重切開法のモニター症例(20代女性)

二重手術と言えば埋没法が有名ですが、
今もなお切開法による二重手術を希望される方は少なくありません。
当院の場合、埋没法:切開法の比率はだいたい1:5くらいですが、
眼瞼下垂の診療も行っておりますので、
ほぼ毎日、上眼瞼の切開手術を何らかの形で行っています。

埋没法で切らずとも二重にできるのに、なぜ切開法でやるのか?
切開法を選択する方の傾向として、おおむね以下の2つのパターンがあるように思います。
(1)華やかな広い二重が希望。
(2)まぶたが厚ぼったくて埋没法だと二重が取れるのではないかと心配、あるいは過去に埋没法をして取れてしまった。

まず、(1)に関して解説しましょう。
そもそも、狭い二重の場合は埋没法と切開法では仕上がりの見た目に大きな差はありません。
ここで言う「狭い二重」とは、まぶたを閉じたときに二重の幅がまつ毛から7~8mm以下のことを指しています。
このくらいの二重位置であれば、まぶたの厚みもそれほどはなく、二重を邪魔する組織の量も多くないのが普通です。
ところが、広い二重にしたいと思ったとき、例え同じ幅であっても、切開法と埋没法の仕上がりの見た目はかなり違ってきます。
その二重位置だとまぶたの厚みがかなりあって、二重の邪魔をする組織がたくさんあるためです。
切開法ではそれらの邪魔な組織を切除するのに対して埋没法では切除しないため、見た目に違いがでるのです。
結果、切開法で広めな二重を作ったときには華やかな印象の二重になるのに対して、
埋没法で広めな二重を作ると、やや二重の入りの浅い二重になります。
そのような理由で、華やかな広い二重を希望される方は切開法を選択される方も結構いるわけです。

次に(2)ですが、
最近は埋没法=プチ整形ということで、
埋没法で二重にしてもあまり周囲に隠さない方が増えてきました。
特に若い女の子なんかはそうですが、
友人のほとんどが埋没法やっていてみんな隠していないという方も普通にいらっしゃいます。
そのような環境だと、自分のみならず他の人の術後の状態も知り得るわけで、
「私のような腫れぼったいまぶたは埋没法じゃ取れちゃうから最初から切開法で二重にしたい。」
と最初から切開法を選択される方もいらっしゃいます。
埋没法はやり直しのきく無難な手術でありメリットの多い術式ですが、
埋没法の二重と切開法の二重は同じではありません。
かなり腫れぼったいまぶたの方の場合は、
埋没法だと二重が取れやすいということ以前に、
切開法の二重の方がきれいな二重ができるというのもあります。

今回のモニターの方も上記のような理由により最初から切開法で二重にしたいという方でした。
つまり、パッチリ広めの華やかな二重希望で、なおかつ元々腫れぼったいので、
埋没法ではなく切開法で二重にしたいというのが希望です。

では、モニターの方の術前の写真を掲載します。

二重切開法モニター症例-術前

この方の場合、常々まぶたを開けにくいという自覚があり、軽度の眼瞼下垂もあります。

また、毎日アイプチをしているため、上まぶたの皮膚もかぶれています。
こんな感じで上まぶたがかぶれている人は山のようにいますが、
まぶたの皮膚に悪いとわかってはいても、止めることはできないそうです。
理由は一重(に見える)の方がもっとイヤだから。
それであれば二重の手術をした方がずっといいです。
毎日が楽ですし、何よりもアイプチを続けていると皮膚がたるみます。

では、術後1ヶ月の写真を掲載します。
二重切開法のモニター症例-術後

術前は重く腫れぼったい上まぶたでしたが、切開法をすることですっきりとした二重まぶたになりました。
ちなみに埋没法でももちろん二重にはなりますが、これとは違った印象の二重になります。
もう少し二重の入りが浅い感じになりますね。

埋没法はとても良い術式ですが、切開法の代替手術かと言うと、
できあがる二重のイメージが違うのでそうとは言えません。
自分の理想とする二重のイメージがどちらの手術方法によって達成できるかを
よく考えて手術を行う必要があります。

監修医師

竹内 孝基 医師

エースクリニック理事長

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