- Doctor blog -表ハムラと裏ハムラの違い、メリット・デメリットや適応について

※このページは2019年11月08日に更新されました。

エースクリニックではハムラ法(眼窩脂肪を移動させる術式)で目の下のくま、たるみを改善させる手術を多く行っています。ハムラ法とは脂肪でふくらんだ部分を下のくぼんだ部分に移動させる手術です。

当院ではこのハムラ法を表ハムラ法と裏ハムラ法の2つの方式で行っております。今回の記事では、これらの表ハムラ法裏ハムラ法についてご紹介します。

脂肪でふくらんだ部分をくぼんだ部分に移動させる手術です。 ※脂肪でふくらんだ部分をくぼんだ部分に移動させる手術です。

表ハムラ法とは?

皮切ハムラ法


表ハムラ法は文字通り、表側=皮膚側を切開します。皮膚を切開するため、余剰皮膚のあるケースでは同時に皮膚の余りを切除できる点がメリットになります。

その反面、皮膚に傷ができる点がデメリットになりますが、この傷はまつ毛の下1~2mmの位置のため時間がたてばあまりわからないくらいに治ることが多いです。しかし、傷がきれいになるには時間がかかる場合もありますし、傷の見え方には個人差が必ずあります。

すごく大きなデメリットではないかもしれませんが、デメリットには違いありません。いくらかの傷ができたとしてもそれを上回るメリットがある場合のみ選択されるべきでしょう。


表ハムラ法の最大のデメリットは、皮膚にできる傷よりも、眼輪筋という筋肉を切開することにあります。眼輪筋を切開すると2つの面でデメリットがあるのです。

1つ目は涙袋がなくなってしまう、あるいは弱まってしまうことです。涙袋は別名ホルモンタンクと呼ばれ、若さの象徴のようなもので、これがはっきりとあると表情豊かに見えます。この涙袋はまつ毛の下すぐの部分の眼輪筋が厚くなってできているものですが、これを切ってしまうのですから涙袋もなくなってしまうのです。

涙袋がなくなるとのっぺりとした抑揚のない印象の下まぶたとなってしまうため、特に若い方にとっては極めて大きなデメリットになります。

2つ目は下まぶたの緊張が弱まることです。下まぶたの緊張が弱まると、三白眼になりやすくなりますし、場合によっては下まぶたが眼球から浮いたりあかんべーの状態になりやすくなります。



裏ハムラ法とは?

経結膜ハムラ法


裏ハムラ法も文字通り、裏側=結膜側を切開します。結膜側を切開し、皮膚は切開しないため傷が表にできません。これが最大のメリットになります。

裏ハムラ法では眼輪筋を切開しないため、涙袋はそのまま温存されます。もともと涙袋がしっかりある人はそのまま、あまりない人も眼窩脂肪を下に移動させることで涙袋がはっきりとしてくることも多いです。


さらに、表ハムラと比べると、組織を切開する量が少ないため、裏ハムラの方が腫れも少ない傾向にあります。腫れさえ引いてしまえば表に傷がない分、ダウンタイムが短いという点もメリットになります。

医師からすると、まぶたの裏側を切るため、切開線が表ハムラに比べると半分くらいの長さになり、手術の視野が悪いため慣れが必要になります。これが裏ハムラ法を行うクリニックがあまり多くない最大の理由です。



自分にあったハムラ法の選び方

表ハムラ法と裏ハムラ法のメリットとデメリットをまとめると以下になります。

施術方法 表ハムラ法 裏ハムラ法
有り
※時間経過で通常あまり目立たない
無し

涙袋 弱まる。
無くなる場合もある。
変わらない。
むしろはっきりする。
皮膚の余り 切除できる。 切除できない。
その他 稀に外反するリスクがある。 外反するリスクはほぼないが、
術野が悪いため慣れが必要。

ハムラ法を検討する際にどちらを選択するかは上記を参考にしていただくと良いでしょう。大雑把に言ってしまえば、若くて皮膚の余りのない40代前半以下の方は表ハムラ法を選択する理由はあまりないと思います。

逆に50代以上で皮膚の余りが目立つ方は、涙袋が元々あまりないようであれば表ハムラを選択するといいでしょう。

40代半ばから50代くらいの方は余剰皮膚の状態や涙袋、下眼瞼の形状などを考慮して、どちらが良いかを判断しています。場合によっては表ハムラでも裏ハムラでもない脱脂CRF法を選択することも多いです。

ハムラ法と脱脂CRF法の違いについてはまた別の記事で解説しますね。



エースクリニックが考える表ハムラと裏ハムラの適応


・表ハムラ法
 皮膚の余りがあり、涙袋があまりはっきりしていない50代~60代の三白眼でない方におすすめ。

・裏ハムラ法
 皮膚の余りの少ない40代前半以下の方におすすめ。

※上記のどちらでもない方は、脱脂CRF法をおすすめすることが多いです。




この記事の監修

エースクリニック 院長:
竹内孝基 医師

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