タトゥー除去はQスイッチレーザーからピコレーザーの時代へ
過去にファッション感覚や信念を刻むために入れたタトゥーも、就職や結婚など自分を取り巻く環境の変化で後悔し、除去したいと思うこともあるでしょう。
タトゥー除去といえば「完全に消えない」「すごく痛い」「取ると傷跡が残ってしまう」イメージですよね。しかし、これまでの常識を覆すピコレーザーの登場で、これまでのイメージとは違うタトゥー除去が可能になりました。
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変わりゆくタトゥーの除去方法について
以前は皮膚ごと切除しないと取り除けなかったタトゥーも、ここ20年ほどの間にレーザーによる除去が可能となり、技術もどんどん進歩してきました。
今までタトゥー除去に使うレーザーといえば「Qスイッチレーザー」が一般的でした。2015年ごろによりきれいにタトゥーを除去できる「ピコレーザー」が登場し、世代交代をしつつあります。
Qスイッチを含め、従来のレーザーではタトゥーを消す治療をしても、ある程度薄くなったらそれ以上は取れなかったり、特定の色以外は消すことができませんでした。また、タトゥーをなるべく短期間で消すためにはレーザーのパワーを上げる必要があり、強い痛みに加えて肌へのダメージが大きく、大変つらいものでした。
このような負担やリスクが大きいタトゥー除去治療を大きく前進させたのがピコレーザーです。ピコレーザーによるタトゥー除去は、今までのレーザー治療と何が違うのでしょうか?
ピコレーザーによる新しいタトゥー除去治療
ピコレーザーはターゲットである色素に反応して衝撃波を発生させ、その衝撃波を集中的に浴びせることで微細な粒子へと粉砕します。
Qスイッチレーザーの熱エネルギーを発生させてターゲットを破壊する方法と異なり、ピコレーザーは照射時間が非常に短く、熱がほとんど発生しません。
衝撃により色素を粉砕していくためさまざま色素に対応しながら、熱作用が少ないため肌を傷めることがない画期的なレーザーです。
肌へのダメージがより少なく、痛みも改善し、より仕上がりがキレイになったピコレーザーは、タトゥー除去治療において新時代を到来させたと言っても過言ではないでしょう。
それではピコレーザーの何がすごいのか、ひとつずつ解説していきます。
ピコレーザーのメリット
(1)タトゥーの色素をより細かく粉砕できる
ピコレーザーはタトゥーの色素をより細かく破壊できます。タトゥーの色素が細かくなると体の貪食細胞に捕捉されて除去されやすくなります。また色素が細かくなればなるほど目にも見えにくくなっていきます。そのため、ピコレーザーにより色素の除去効率が良くなりました。
(2)カラータトゥーも除去できる
Qスイッチレーザーで除去できる色素は黒や赤などの限られた色のみでした。ピコレーザーはより多くの色素に反応します。青色や緑色などのタトゥーであっても反応させることができるので、ピコレーザーで消せるタトゥーが広がりました。
エースクリニックでも、Qスイッチレーザーではどうしても消せなかった色がわずか数回のピコレーザー照射で消えたケースを多数経験しています。
(3)ダメージが少なく痕が残りにくい
これまで、タトゥーを消すときに使っていたQスイッチレーザーは照射時間が長く熱作用が大きいものでした。熱作用が強いと皮膚がやけどするリスクが高く、瘢痕が残りやすいといった問題がありました。
ピコレーザーは熱作用が少なく、衝撃波によって色素を破壊します。そのため、レーザー照射の後に現れる赤みや腫れ、むくみといったダウンタイムも数日でおさまります。特別なアフターケアもいりません。
(4)レーザーによる痛みの減少
ピコレーザーは照射時間が短く、熱エネルギーを発生しないことで皮膚への刺激を低く抑えることを実現したレーザーです。以前のレーザー照射によるタトゥー除去は皮膚へのダメージが大きい分、それに伴う痛みもかなり強いものでした。そのため事前に注射で局所麻酔を行ってきましたが、ピコレーザーの出現により痛みが軽くなったため麻酔の方法も変わりました。今ではテープによる表面麻酔やアイシングだけで問題なく施術ができます。
ピコレーザーの出現でタトゥー除去治療は一段と進歩したと言えるでしょう。
出来るだけキレイにタトゥーを消したいと考えているなら、やはりピコレーザーを使うことをおすすめします。
エースクリニックでは新しいタトゥー除去治療ができる「ピコレーザー」をお試しいただけます。
すでに世界で広く普及しているピコレーザーですが、日本で導入しているクリニックはまだそこまで多くはありません。
過去に入れてしまったタトゥーを後悔している方、過去にレーザー除去を試みたけれども途中で断念してしまった方など、「ピコレーザー」を使えば除去できるかもしれません。タトゥーをキレイに除去したいと思っている方は、ぜひエースクリニックにご相談ください。