最近何かと話題に上ることの多くなった眼瞼下垂。「ひょっとしたら自分もそうかも」と思っている方も多いと思います。では、眼瞼下垂があるとどんな症状が起こるのでしょうか?今回は眼瞼下垂の症状について解説したいと思います。
眼瞼下垂は単にまぶたが開きにくい状態とだけ認識されている方が多いと思いますが、決してそんなことはありません。QOL(生活の質)という言葉がありますが、眼瞼下垂の方のQOLはそうでない方と比べるととても低いのです。なぜかと言うと、まぶたが開きにくい状態というのはご本人様が思っている以上に体にストレスがかかっているからです。まず、まぶたが開きにくいことから体に負担となる直接的な症状を挙げてみましょう。
① 視野が狭くなる。
また、目から入ってくる情報量が少なくなることは、目とそれに関連する脳領域への刺激が減ることになるため、認知機能を低下させる可能性もあります。
② 暗いところでものが見にくい。
瞳孔を覆ってしまう程度の眼瞼下垂では、入ってくる光の量がそれだけ少ない状態です。そのため、暗いところではさらに目の中に入ってくる光の量が減り、ものが見えにくくなります。
次に間接的な不利益を挙げます。
③ 肩こりの原因になる。
④ 頭痛の原因になる。
頭痛には筋緊張性頭痛というのがあります。これは頭部から首、肩にかけての筋肉の緊張が維持されるために起こる頭痛です。先程の理由により眼瞼下垂の人は後頭部から首にかけての筋肉を常に使っている状態です。そのため筋緊張性頭痛を起こしやすいのです。
眼瞼下垂を治療すると、基本的にはいいことがとても多いものです。まず、見た目の上で若返りますが、上に挙げたような不利益が減る、もしくはなくなり、著しく生活の質が向上することになるはずです。
この記事の監修
エースクリニック 院長:
竹内孝基 医師
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