脱毛 ムダ毛の自己処理の問題点
※このページは2018年1月8日に更新されました。
近年では男性の脱毛に対する意識の高まりに伴い、自宅で手軽にムダ毛の処理が行える商品を使用してムダ毛の自己処理を行う方も増えています。
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自己処理による脱毛方法
自己処理による脱毛方法には多かれ少なかれリスクがあります。 自己脱毛の問題点は大きく分けて2つあります。1つは、永続的な効果が期待できないことです。今存在しているムダ毛をその場で処理することは可能です。
しかし体毛には成長と退行といった毛周期があり、このサイクルに従って「生える伸びる抜ける」を繰り返しているのです。
さらには処理を行った時点では皮膚の表面に顔を出していなかった毛が多数存在することを考えると、自己脱毛にはかなりの労力が必要となります。 もう一つの問題点は肌への負担です。除毛クリームなどの薬剤の塗布や除毛テープの使用による肌への刺激・乾燥による影響は、自己処理を繰り返すことによりかなり大きなものとなります。
自己処理によるリスク・問題点
次に自己処理の方法別に具体的な問題点を挙げていきます。
- 【カミソリによる処理】
- 時間や手間との兼ね合いからカミソリを使ったムダ毛の処理を行う方は多くいらっしゃいますが、表面の毛をカットしているだけで根本的な解決にはなりません。
肌への負担:剃毛時に肌表面を傷つけ、皮膚の発赤・痒みなどが生じます。また肌の乾燥も伴い肌トラブルへとつながりやすくなります。
埋没毛:剃毛時の皮膚への傷害により毛穴がかさぶたで塞がれてしまうため、毛が皮膚表面に出て来ることができない状態となります。 - 【毛抜きでの処理】
- カミソリとは異なり一本ずつ毛を抜くため時間と労力を必要としますが、毛を抜くことにより安心感・達成感を感じている方も多いです。
痛み:部位にもよりますがやはり痛みを伴います。
埋没毛:毛を抜く際に力で抜くため毛穴に負担がかかり炎症を起こします。炎症により反応性に毛穴が塞がれ、毛が皮膚表面に出てくることができなくなります。
- 【除毛クリームによる処理】
- カミソリ、毛抜きとは異なり、薬剤を直接皮膚に塗布することで皮膚表面の毛を溶解します。
肌への負担:アルカリ性の薬剤を皮膚に直接塗布するため、ムダ毛にだけ作用すればいいのですがやはり皮膚への負担も大きくなります。痒みや発赤、発疹などが生じる可能性もあり注意が必要です。
- 【脱毛テープ、ワックスによる処理】
- 脱毛ワックス 対象部位にテープを貼る・もしくはワックスを塗布し、勢いよく剥がすことで脱毛を行います。 アンダーヘアの脱毛にブラジリアンワックスを選ぶ方も近年多くいらっしゃいます。
- 痛み:原理的にも容易に想像できますがやはり強い痛みを伴います。
肌への負担:テープ、ワックスを剥がす際に皮膚表面が傷害され、また発赤・発疹が生じる場合があります。
埋没毛:脱毛時に毛穴に炎症が生じ毛穴が塞がれ、埋没毛が生じることがあります。
- 【家庭用脱毛機による処理】
- 近年では家庭用脱毛機も多く普及しています。原理としてはエステでの脱毛と同様の光脱毛でありますが、知識を持っていない不特定多数の一般の方が使用する前提で作られているため、非常に非力です。効果がゼロとまでは言いませんが、医療レーザー脱毛と比べ照射力も弱く、効果に大きな差があることは言うまでもありません。
熱傷(やけど): 照射力は弱いですが、加減がわからず効果を期待し過度に照射すると熱傷を起こす可能性もあります。
自己処理によるリスクも考慮して 上述の通りやはりムダ毛の自己処理には多くの問題・リスクが伴います。 こうした点を考えると、効果的な脱毛のためにはやはり医療機関による施術を受ける事をお勧めします。クリニックで行われる医療レーザー脱毛でもリスクは伴いますが、患者様に安心して施術を受けていただけるよう安全性には十分な配慮がなされています。今までムダ毛を自分で処理されていた方もぜひ医療レーザー脱毛を検討してみてくださいね。