重力じわ (たるみじわ)
今回は重力じわの治療について説明したいと思います。
重力じわとは重力により皮膚や皮下組織が下垂することで寄るしわです。
一般的にはたるみじわと呼ばれているようです。
法令線(医学用語では鼻唇溝・びしんこうと言います)や
マリオネットライン、
目の下のくま(医学用語で瞼頬溝と言います)などがこれにあたります。
組織の下垂が原因なのですから、
下垂した組織を引き上げるのが最も理にかなった治療ですが、
一般的には組織を引き上げる治療はやや大きな手術になりがちです。
手術によるたるみの改善効果は大きいですが、
切ったりせずに気軽に治療を受けたい方には注入による治療がお勧めです。
ほうれい線やマリオネットラインのくぼんだ部分(下垂してきている組織より下の部分)に
ヒアルロン酸を注入すると
その部分の組織が下から持ち上がり、
しわ(くぼみ)が改善します。
法令線やマリオネットラインの深さは
見た目の年齢を大きく左右しますので、
治療することで随分と印象も良くなることと思います。
ヒアルロン酸注入以外の治療法としては、
PRP(多血小板血漿)療法
マイクロCRF療法
などがあります。