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【女性医師が解説】婦人科形成のカウンセリングでは何をする? 実際の診察内容と当日の流れ

婦人科形成で多い悩み11選

前回の記事では、実際にカウンセリングにいらっしゃる方のリアルなお悩みについてご紹介しました。
読んでくださった方の中には、
「私と同じような悩みを抱えている人がいるんだ」
「こんな悩みでも相談していいんだ

と感じて、「カウンセリングだけでも行ってみようかな」と少し勇気がわいた方もいらっしゃるかもしれません。
その一方で、いざ予約を考える段階になると、
「実際のカウンセリングでは、どんなことを聞かれるんだろう」
「診察では、どんなことをするんだろう」
「カウンセリング前に、何か準備しておくことはあるのかな」

と、不安に感じる方も多いかと思います。
こうした不安を少しでも減らせるように、今回の記事では、当院で行っている婦人科形成のカウンセリングと診察の流れについてご紹介します。

婦人科形成のカウンセリングでは、お悩みを伺ったうえで診察を行い、現在の状態や術後のデザインイメージをご説明しています。
実際のカウンセリングのおおまかな流れは、次のとおりです。

  1. 受付
  2. カウンセリングシートへの記載(お悩み、病歴などの記載)
  3. カウンセリング(医師とお悩み内容の相談、手術についての説明)
  4. 診察(医師による外陰部の確認、説明)
  5. 見積もり
  6. 手術予約についての説明

混雑状況にもよりますが、だいたい1時間~1時間半ほどお時間をみていただくと良いかと思います。

                                         

カウンセリングの流れ

当院では、来院時に婦人科形成のカウンセリングシートにご記入いただきます。
カウンセリングシートの主な記載内容は、次のとおりです。

  • お悩みの内容(該当する項目を選択)
  •  「大きさ」「左右差」「痒み」「痛み」「黒ずみ」「膣のゆるみ」など

  • 気になっている、または希望している治療内容(項目から選択)
  •  「小陰唇縮小」「副皮切除」「陰核包皮切除」「大陰唇増大」「膣縮小」など

  • 具体的な相談内容(自由記載)
  • 妊娠・出産歴や、婦人科健診の受診歴
  • 皮膚トラブルや感染症歴
  • これまでの病歴や手術歴、麻酔歴

こうした内容をご記入いただいたあと、カウンセリングルームにご案内します。
カウンセリングでは、まずカウンセリングシートをもとに、お悩みについて具体的なエピソードも交えながらお話を伺います
この時に、前回の記事でご紹介したような、「お風呂場で鏡に映ったときにはみ出しているのが気になる」「自転車に乗った時に挟まって痛い」などのお話をされる方が多いです。
その後、スライド(PowerPoint)を用いて、外陰部の構造や、手術の流れ、麻酔の種類とオプション、起こりうる合併症についてご説明します。

わからないことや不安な点があれば、その都度、その場で遠慮なくご質問ください。

診察で行うこと

カウンセリングで、婦人科形成の全体的な流れについてご理解いただいたあと、診察室にご案内します。
診察室には、女性医師と女性スタッフのみ入室し、必要な範囲で外陰部を確認します。
診察台で婦人科健診に近い体勢をとっていただき、小陰唇の大きさ、副皮の発達の程度、陰核包皮の皮膚の余り具合、大陰唇のボリュームや皮膚のたるみ具合などを確認します。
外陰部の状態の確認と同時に、お写真を数枚撮影します。
撮影したお写真は、診察内容やデザインのイメージを共有するために使用します。
大陰唇の脂肪注入による増大をご希望の方には、両側大腿内側の状態を見て、脂肪注入用の脂肪を十分に採取できるかの確認もします。
内診はすべての方に行うわけではなく、膣縮小など膣内の治療をご希望の方だけを対象に行います。内診では、膣のゆるみの程度などを確認します。

写真を見ながらデザインを確認

写真撮影は、通常手術希望、モニター希望、すべての方に対して行っています。(膣縮小、膣内ボリューム改善のみのご希望の方は除きます)
理由は、術後にどのような形になるのかというイメージを理解してから手術を受けていただきたいからです。
当院では、お撮りしたお写真を一緒に確認しながら、小陰唇などがどのような形態をしているかをお伝えし、お悩みの改善に適していると考えられる術式をご提案します。
また、小陰唇縮小をした場合、副皮切除を追加した場合、などいくつかのパターンがある場合はそれぞれのデザインのイメージもお写真を使ってご説明します。

以前は、お写真を患者さんにお見せしていなかったのですが、このようにデザインのイメージを共有するようにしてからは、
「自分の外陰部が今どのような形をしているのか」
「副皮切除や陰核包皮切除を追加すると、術後はどのような形になりそうか」
をイメージしていただきやすくなった
と感じています。
予算の面などから、小陰唇縮小のみをご希望する方もいらっしゃいますが、その場合にも『小陰唇縮小だけを行ったときのデザインイメージ』をお伝えし、術後のイメージとのギャップを減らせるよう努めています。

このような診察を行うと、
「自分ではどこが副皮なのかわからなかった」
「自分はすごく大きいと思っていた」
とおっしゃる方も多いです。
デザインのイメージを共有することで、ご自身でも最終的な術式を選択しやすくなると感じています。

手術をおすすめしない場合

中には、もともとの小陰唇の大きさが比較的スマートで、これ以上切除するとかえって不都合が生じる可能性がある方もいらっしゃいます。
具体的には、切り過ぎることにより、小陰唇によって覆って保護している尿道口や膣口が常に露出するようになり、乾燥に伴う尿道炎や膣炎を生じたり、性交痛の原因となったりします
こういったリスクがある場合には、「安全に切除できる限界の幅」についてお伝えし、「現在の状態であれば切除の適応はない」とお話しし、手術をおすすめしないこともあります。
また、膣縮小や膣内ボリューム改善をご希望の方も、内診の結果、膣のゆるみの程度などによっては手術をおすすめしないことがあります。

見積もりと手術日のご予約

デザインのイメージをお伝えしたあと、決定した術式に沿ってお見積もりを作成し、ご提案します。
例えば、診察の時点で、「小陰唇縮小」に「副皮切除を追加した場合」と「追加しなかった場合」のデザインをご説明した際には、それぞれのお見積もりをご提示します。
お見積もりの内容をご確認いただいた上で、イメージされているデザインやご予算に応じて、最終的な術式をお選びいただきます
このとき、麻酔のオプションについてもお見積もりをお出ししますので、痛みへのご不安の程度に合わせてお選びください。
カウンセリング当日に手術のご予約を希望される方には、その場で手術日をお決めいただき、あわせて術前採血を行います。
いったん持ち帰って検討したいという方には、ご自宅でゆっくり考えていただき、手術をご希望される場合にあらためてご連絡いただくようご案内しています。

プライバシー管理

当院は、通常のカルテとは別に婦人科形成カルテを作成して、分けて管理をしています。
そのため、診察記録や撮影したお写真を診療担当スタッフ以外が見ることはありません。
また、別の機会に、婦人科形成ではない美容施術目的で来院されたときに、施術前の様子と比較するためにお写真を一緒に見ることがありますが、そういった際にご自身の外陰部の写真が目に入ってしまう、というご心配もありません。

カウンセリング前に準備しておくとよいこと

前述のとおり、診察の際には実際に外陰部を拝見します。
小陰唇が恥毛に完全に覆われてまったく見えない、ということは多くありませんが、恥骨上の毛が副皮や陰核包皮にかかっていて、少し観察しにくい場合はよくあります。
最近は脱毛をされている方も多く、診察前に気を遣って剃毛して来てくださる方もいらっしゃいます
。必須ではありませんが、小陰唇よりも前方の部分が毛に覆われているような場合には、可能であれば軽く処理をしてからカウンセリングにお越しいただくと、こちらとしても診察やご説明がしやすくなります。
前述のように、お写真を用いてデザインのイメージをお伝えするため、副皮や陰核包皮の状態がしっかり見えていたほうが、より具体的にご説明しやすくなります。
カウンセリングのご予約日と生理のタイミングが重なってしまう方もいらっしゃいますが、タンポンを挿入していただける場合には診察も可能です。気になるときは、事前に一度ご相談ください。
また、カウンセリング前に必ずシャワーを浴びてきていただく必要はありませんが、診察前に軽く拭いていただけると、お写真を一緒に確認する際の恥ずかしさが少し和らぐ方が多い印象です。当院では診察室にウェットティッシュをご用意していますので、必要な場合はどうぞ遠慮なくお使いください。

よくある質問

Q. 婦人科形成のカウンセリングでは必ず診察がありますか?
 当院では、より適切なご提案を行うために診察を行っています。
 その理由は、外陰部の状態は千差万別なので、その方の状態に合わせた術式をご提案し、デザインイメージをお伝えした上で手術をするかどうか決めていただきたいからです。

Q. 生理中でもカウンセリングは受けられますか?
 はい、生理中でもカウンセリングを受けていただけます。ただし、診察も行いますので、タンポンを使用できない方は診察が難しい場合があります。

Q. 事前に剃毛しておく必要はありますか?
 必須ではありませんが、特に副皮や陰核包皮が毛に覆われて少し観察しにくい場合があるので、処理をしていただくと全体の状態が確認できて、より具体的なご説明がしやすくなります。

Q. 写真撮影は必ず行いますか?
 当院では、膣内の治療希望の方以外では、診察時に写真撮影を行っています。
その理由は、現在のご自身の状態を知っていただいた上で、可能な術式をご説明し、デザインイメージを共有するためです。こうすることで、術後のイメージとのギャップを減らせるように努めています。

Q. 小陰唇縮小だけでよいのか、副皮切除も必要なのかは診察でわかりますか?
 はい、診察したあとに、お伝えすることができます。基本的に副皮切除が必須の方は少ないですが、患者さんの状態に合わせてデザインをするので、副皮切除をした方が、患者さんのご希望のイメージに近づくこともあります。診察で確認した上で、可能なデザインイメージをお伝えしています。

Q. カウンセリング当日に手術予約はできますか?
 はい、可能です。同日に手術はできませんが、術式やお見積りを確認していただいた上で、当院での手術をご希望の方は、カウンセリング当日に手術予約までしていただけます。

Q. 手術をすすめられないこともありますか?
 はい、診察の結果、おすすめしないこともあります。例えば、小陰唇縮小では、もともとの大きさが小さめで切除することがかえってリスクとなる場合には、「切除の適応はない」とお伝えします。

                                        

まとめ

カウンセリングから診察、手術のご予約までの実際の流れについてご紹介しました。
当院では、このような診察のスタイルをとることで、一方的に術式をお伝えするのではなく、内容をしっかり理解していただいた上で、患者さんご自身に納得して術式を選んでいただけるよう努めています

当院では、カウンセリング・診察のすべてを、女性医師・女性スタッフのみで対応しています。また、待合室はすべてプライバシーに配慮した個室となっております。
デリケートな内容もお話していただきやすい環境づくりを心がけていますので、婦人科形成に関心のある方は、まずはお気軽にご相談ください

次回の記事では、手術当日の流れや、術後のダウンタイムについて詳しくご紹介します。

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監修医師

村山 未佳 医師

エースクリニック名古屋院

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