ドクターブログ | 医療法人一美会エースクリニック

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CRFとマイクロCRF

生体へのフィラー(充填剤)として
脂肪は大変優れた性質を持っています。

ほんの5年くらい前までは、
採取した脂肪をそのまま注入していたため、
脂肪の粒子が大きく、
お顔などに美しく注入するのは大変なことでした。

最近は脂肪を加工する技術も進歩し、
大変良い結果が得られるようになりました。

弊院ではお顔に脂肪注入する場合、
CRF(コンデンスリッチファット)と
マイクロCRF
を組み合わせて治療しています。

CRFとマイクロCRFの注入カニューラの比較

まずはCRFとマイクロCRFの比較の写真です。
上がCRF、下がマイクロCRFです。
注入用の針はいずれも鈍針(先端の尖っていない針)で
上が20G、下が30Gです。
マイクロCRFが非常に細い針で注入できることがわかります。

CRF(コンデンスリッチファット)は
日本語でわかりやすくいい表すとすると、
濃縮脂肪といったところでしょうか。

まずは、脂肪吸引の要領で脂肪を採取します。
この際に無菌的に脂肪を採取できるように、
特殊なシリンジで採取します。

このシリンジを遠心分離機にかけて
水分の層、脂肪細胞の層、油分の層の三層に分離します。

このうち水分の層、油分の層は、
注入しても吸収されるだけで全く意味のないものなので、
除去します。
こうしてできたものがCRF(コンデンスリッチファット)です。

CRFは
注入しても意味のない不純物を除去した状態の脂肪ということになります。

CRFは脂肪の粒が大きいので、
お顔に注入する場合はこれだけだと
結果をコントロールするにはなかなか大変です。

そのため、
CRFをフィラージェラーという器械を使って、
細かくカッティングします。
その結果出来上がるのがマイクロCRFです。

マイクロCRFは粒子が非常に細かいので、
30Gという非常に細い針で注入が可能です。

30Gというと、
ヒアルロン酸の中でも
一番粒子の細かいものを注入するときに使用する針です。

ですので、注入後の状態も、
ヒアルロン酸注入した後とほとんど変わらないか、
より腫れが少ない状態です。

実際の注入では
場所に応じてCRFとマイクロCRFを組み合わせて注入します。

CRFを注入する際の針は20Gですが、
それ程太くはないので、
あまり腫れたりはしません。

監修医師

竹内 孝基 医師

エースクリニック理事長

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