効果が高くダウンタイムのないリフトアップ・たるみ治療機器のツートップとは?
※このページは2016年1月5日に更新されました。
最近は腫れたり跡がしばらく残ったりするダウンタイムのある治療(手術)よりもダウンタイムのない治療が特に好まれる傾向にあります。しかし、一般論としては、ダウンタイムのない治療はダウンタイムのある治療に比べると効果が落ちることが多いです。そうであったとしても、効果がマイルドな点を周囲にばれるほどは変わらないとポジティブにとらえればメリットでもあります。また、それ以上に、治療に伴うリスクがほとんどなく気軽に施術を受けられるという点は何においても最大の利点です。
たるみ治療、リフトアップにおいても他と同様にダウンタイムのない治療が好まれる傾向にあるのは同様です。ダウンタイムのないたるみ治療というと、エースクリニックで行っている施術の中にもたくさんあるのですが、 ここでは効果の特に高いものを挙げていくこととします。
効果が高いリフトアップ・たるみ治療器の条件として、エネルギーを深く到達させることができる点が挙げられます。シミやしわが皮膚そのものの劣化であるのに対して、たるみは皮膚や皮下組織、筋膜まで含む全層の劣化であるからです。そのため、たるみを本格的に改善し高いリフトアップ効果を得るためには、エネルギーを皮膚のみでなくもっと深部に届けることができなければなりません。この点がシミなどの治療で求められることと異なります。エネルギーを深部に到達させることができる器械となるとそれほど多くあるわけではありません。どうしてかと言うと、皮膚の外から何らかのエネルギーを照射すると、たいていは一番表面の皮膚にエネルギーが集中してしまうためです。皮膚はかなり熱に弱い組織で、他の組織と比べても耐熱性があまりありません。そのため、深部に多くのエネルギーを到達させることができる器械はあまり多くないのです。
ここではその中から深部にエネルギーを届けられダウンタイムのないリフトアップ・たるみ治療器として、エースクリニックでも人気の高い2つの器械を紹介したいと思います。
(1)ウルセラ
リフトアップ・たるみ治療の伝家の宝刀は何と言っても「ウルセラ」です。リフトアップ・たるみ治療器として世界初のFDA承認を取得している器械で、アメリカの行政機関のお墨付きなわけです。特徴として、
①HIFU(高密度焦点式超音波)というエネルギーを使用している。
②カートリッジを替えることにより、3層の異なる深さにエネルギーを届けることができる 。
という点が挙げられます。
現在、皮膚の外側から照射するタイプの器械で、本当に深部に熱を届けられる器械は、ウルセラのようなHIFUを使った器械のみです。ここでの詳しい解説は省きますが、HIFU以外のエネルギーは表面からジワジワと熱が入りますが、HIFUは皮膚を飛び越えてターゲットとなる深さに直接熱を入れることができます。皮膚を無視して直接筋膜などに熱を入れることができるのです。また、熱を入れる深さも3段階でコントロールでき、4.5mm、3mm、1.5mmの異なる深度に熱を入れることができます。4.5mmの深さはSMAS筋膜の深さに対応し、この層を引き締めることができるため高いリフトアップ効果を引き出すことができます。
(2)サーマクール
たるみ治療器としては最長の歴史があり、10年以上世界で使用されている信頼の機器がサーマクールです。この器械で使用するエネルギーは高周波(RF)で、皮膚真皮層から脂肪層浅層まで熱を届けることができます。ウルセラに比べると熱の届く深さは浅くなり、主なターゲットは皮膚の真皮層です。そのため、より正確にこの器械の効果を表すとすれば、サーマクールはスキンタイトニング(皮膚の引き締め)器となります。熱の入る領域がウルセラと異なるため、ウルセラと併用することでより効果が高まります。
以上のたるみ治療器ツートップ以外にも、現在では色々な器械を利用することができます。しかし、入る熱量の観点からしてもウルセラやサーマクールほどの効果は得にくいので、そのような器械はウルセラやサーマクール後のメンテナンスなどに利用すると良いでしょう。