- Doctor blog -怖い顔にならない!ボトックス注射の新しい手技「マイクロボトックス」

※このページは2016年5月22日に更新されました。


ここ数年来、新しいボトックス注射のテクニックとしてマイクロボトックス(真皮ボトックス)テクニックが盛んに行われるようになってきています。

従来より行われているボトックス注射のテクニックでは、1ヶ所あたり希釈したボトックス0.05~0.1ccを、表情筋の筋肉内あるいは皮下に注射します。このテクニックは、表情筋にボトックスが強く効くため、筋肉の動きがしっかりと抑制されてしわは良く伸びます。しかし、筋肉に強く効くため人によってはこわばった表情に感じる方もいます。

特に額に注射した場合、眉毛がガツンと下がってしまう結果になりがちです。中年以降の方はまぶたのたるみが多かれ少なかれあるため、眉毛を無意識に挙上している方が多いのですが、ボトックスを額に注射することにより眉毛が下がり怖い顔になったと感じる方はとても多いです。

これに対してマイクロボトックスでは微量のボトックスを皮下ではなく皮内に細かく注射していきます。どれ位極めて微量かと言いますと、1ヶ所あたり0.003~0.005ccで、通常のボトックス注射のテクニックと比較すると1/20~1/10くらいの量になります。この場合、ボトックスは真皮内に留まり、表情筋の筋体そのものに拡散しません。これにより、ボトックスは表情筋が皮膚へ付着する最終末の部分にのみ効くため、筋肉を強く抑制することなく自然にしわが伸び、こわばった表情になるのを避けることができます。

マイクロボトックスのイメージを画像で見てみましょう。
マイクロボトックスの注射イメージ

一番左は0.1ccの水滴(1個)、真ん中が0.05ccの水滴(2個)、一番右が0.002ccの水滴(50個)です。0.002ccの水滴のイメージがマイクロボトックスのイメージです。どれも合計すると0.1ccなのですが、水滴の大きさが全然違うのが見てわかると思います。0.05ccは感覚的には結構微量な気がしますが、水滴にしてみるとまあまあ巨大に見えますね。これだと注射した場所から水平方向にも垂直方向にも結構な距離を拡散してしまいます。ボトックスを拡散させずに真皮内に留まらせようとするとこれくらい微量じゃないといけません。

また、マイクロボトックスではボトックスが筋肉に効くというよりは皮膚そのものに効いて多用な美肌効果をもたらします。具体的にはボトックスは皮膚の付属器官である皮脂腺、汗腺、立毛筋などに(向かう神経の末端に)作用します。皮脂腺の活動を抑えて脂性肌やニキビを改善したり、毛穴を小さくする効果も期待できます。結果的に肌のキメが整いリサーフェイシング効果が得られます。

では、実際のモニター症例を見てみましょう。 額のマイクロボトックス 症例 施術前後
ボトックスの効果により額のシしわが伸びているのがおわかりになると思いますが、ここで注意して見ていただきたいのは、施術後に眉毛の位置が下がっていないという点です。さらに、肌がツルンとしてキメが整い、美肌効果も得られていますね。これこそがまさにマイクロボトックスの効果です。

このようにボトックスは筋肉の抑制以外にも多様な作用があります。そのため、単にしわを寄らせないないようにする古典的な使い方だけでなく、ボトックスの多様な作用を引き出せるようにより進化したマイクロボトックスの注射テックニックも組み合わせることにより、最適な効果が得られるように施術を提供するよう努めております。しわでお悩みの方、ボトックス注射に興味のある方はぜひエースクリニックにご相談ください。

この記事の監修

エースクリニック 院長:
竹内孝基 医師

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