脱毛完了までに必要な期間は?
※このページは2020年1月22日に更新されました。
脱毛を始める上で皆さんが気になるポイントの一つとして「脱毛完了までにはどのくらいの期間・回数がかかるのか」というものが挙げられます。
今回は脱毛に必要な期間・回数と密接に関係する「毛周期」を題材にして以下にまとめていこうと思います。
永久脱毛までに時間がかかる理由と、脱毛を始めるのにおすすめのタイミングについては知っておきたい毛周期と脱毛間隔をご覧ください。
コンテンツ
「毛周期」について
脱毛を検討されたことがある方は「毛周期」という単語を何度か目にしたことがあるのではないでしょうか? 「毛周期」とは簡単に言いますと毛の発生から抜けるまでの一連の過程のことを指します。つまり毛は抜けて、同部位からまた生えてを繰り返しているわけです。
成長期
毛が発生し文字通り成長する過程を指します。毛乳頭を取り囲む毛母細胞が活性化しており細胞分裂が盛んに行われます。この時期に施術を行う事で、照射されたレーザー光から変換された熱エネルギーが毛乳頭に伝播し毛組織を破壊します。
退行期
毛母細胞が徐々に不活化し、毛の成長が停止します。これにより毛が毛乳頭より分離し始め、自発的に抜け落ちる過程へと入ります。
上述の成長期と異なりこの時期に施術を行っても毛母細胞は活性化しておらず毛組織の破壊は効果的に行うことはできません。
休止期
退行期より始まっていた毛乳頭からの毛の分離が完全なものとなり、毛が自発的に抜け落ちる時期を指します。毛母細胞は完全に不活化しており、この時期に施術を行っても脱毛効果はほぼありません。
体表面に見られる毛は「成長期」と「退行期の一部」
目視できる毛は全毛根に対し約15~20%となります。つまり一度の施術ではこの15~20%の毛に対して脱毛を行うということになります。よってその際に目視できていない退行期の残りと休止期の毛は再度成長期になるタイミングで施術を行う必要があるのです。
一度の施術で脱毛が完了しない理由というのはこの毛周期が原因であったわけです。
必要な期間と回数
毛周期は大まかに3つの過程に区別されますが、それぞれの過程の中にいる毛全てが同期して周期をたどっているわけではありません。例えば成長期の中にいる毛でも成長期の初期にいる毛もあれば末期にいる毛もあります。 よって一つ一つの毛に対する施術効果はそれぞれ変わってくるということになります。
施術方法としては部位によりますがおよそ2ヶ月~3ヶ月に一度のペースで5~8回ほど当該部位全体に施術を行い、各回で成長期にある毛に対し脱毛効果を狙い、網羅的に毛組織を破壊していきます。
毛周期を把握し、効率的な脱毛を目指しましょう
毛周期について理解できたでしょうか?施術部位それぞれで毛周期は異なるので、脱毛を行いたい部位の毛周期をしっかりと把握し効果的、効率的に脱毛を行いましょう。