Vbeamの効果を最大限引き出す工夫
※このページは2020年11月13日に更新されました。
赤ら顔の治療でエースクリニックではおなじみのVbeamですが、ただ照射すればよいというものではなく、患者様一人一人の症状を拝見してより効果が発揮できる照射方法を工夫しています。
一言に赤ら顔と言っても、症状は人それぞれです。単純に皮膚の色が赤くなってみえる方から、血管がスジ状に目で見てわかる方、その両方を合併されている方や、ひどくなってくるとニキビに似たブツブツした発疹を伴っている方もいらっしゃいます。
なので、当然全員に同じ照射方法でいい訳はなくて、例えば血管がスジになって見える場合、そこには通常よりも太い血管があると考えられるので、より長いパルス幅(レーザー一発の照射時間と考えてもらえばよいです)にして照射をしています。短いパルス幅だと血管の壁までレーザーの熱が届かず、血管の中を流れている赤血球にしかレーザーの効果が及ばないので、血管を減らすことにつながりません。
こういう説明をすると、みんな長いパルス幅で照射をしたほうがいいように思われますが、パルス幅が長くなればなるほど、同じ出力でもレーザーのピークパワーは落ちる(キレが悪くなる)ので、ちゃんと見極める必要があります。
下のお写真のモニター様の場合、遠目には頬全体が赤くなって見えますが、
近づいてよく見てみると、
頬骨の高くなっているところは、ミミズが這ったような血管のスジがあるのがわかります。
なので、この部分は太い血管にもしっかり効果がでるように長めのパルス幅で照射し、その後全体にもう少し短いパルス幅の設定で重ねて照射をしています。
赤ら顔のVbeamの治療は1回1回の効果は少しずつですが、10回照射した結果、
ここまで改善することが出来ました。
これらのお写真は肌の色味を解析するのに優れた機械であるVISIAを使って撮影しています。せっかくですので、赤みを強調した画像と赤みを数値化したスコアを比べてみました。
一目瞭然です。スコアも21990→7587と大幅に低下しています。
お顔の赤み、気になっているけどなかなか治療に踏み切れない方、治療したことがあっても思ったように効果が出ず諦めていた方、是非エースクリニックに御相談に来ていただければと思います。