- Doctor blog -ミラドライ施術でワキガ・多汗症は再発するのか?

※このページは2021年2月1日に更新されました。

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こんにちは、腋臭症多汗症のカウンセリングをしていると、「他院でミラドライをやって、数か月は良かったけどまた汗の量が復活した。」「効果がなかった。」という声を聞くことがあります。
インターネットで検索をかけてみると、やはりミラドライで再発したという声はそれなりにあるようです。
高額な料金を払って、「もし効果がなかったら…。」、なんてミラドライを検討されている方は不安になりますよね。
果たして、ミラドライの治療を行って再発することがあるのでしょうか?

結論から言うと、同じミラドライの機械の治療でも治療のやり方によっては再発することもあり得ます。だたし、なるべく再発しないように施術することももちろん可能です。

再発するケースではどのようなことが原因として考えられるのでしょうか。
  1. ① 出力が弱い
  2. ② 照射範囲が狭い
  3. ③ 麻酔液の注入層が正しくない
このいずれか、もしくは複数が原因ではないかと推測します。

①出力について


ミラドライの機械は1~5までの5段階の出力設定が可能です。
メーカーの推奨出力が3~4なので、多くのクリニックが出力3の設定で施術を行っているのが現状のようです。

ミラドライの長期的な効果を最大限発揮するためには、「1度の施術で汗腺を完全に破壊する」ということが重要です。

出力が低い照射でも、汗腺にダメージを与えることはできると思います。しかし「ダメージを与える」ということと「完全に破壊する」ということはイコールではありません。中途半端にダメージを与えられた汗腺というのは、一時的には汗を出す能力が衰えます。なので、施術直後は汗が減ったように感じることと思います。ただし完全に破壊されていないので、数か月の経過でダメージが回復して復活してくるのです。

それに対して、完全に破壊された組織というのは復活してくることはありません。
例えば、けがをした指は治りますが、切断された指はもう新しく生えてこないのと似ていますね。

エースクリニックでは全員の患者様で出力5の設定で照射をさせていただいています。
また1パス照射(1か所に1回ずつの照射)でも経験上は十分な効果を出すことが可能なのですが、現在ではよりしっかりとした効果を発揮させるべく、2パス照射(1か所に2回ずつ照射)をおすすめさせていただいております(ただし、2パス目は1パス目の70%の面積に対して照射しています)。
施術後の腫れや痛みは多少増すかもしれませんが、2パスにしてから問題になるような合併症が特に起こるようになったということはございませんので安心してください。

②照射範囲について


腋の汗の腺は、ワキガの臭いの原因になるアポクリン腺と多汗の主な原因となるエクリン腺がありますが、どちらも一般的には腋の毛の生える範囲に多く存在しています。ということは、少なくともこの腋毛の生えている範囲全体をカバーできるように照射しないと、効果が不十分になる可能性が高いと言えます。

しかし、面積を小さく設定する方が照射を短時間で済ますことができるので、各クリニックにとっては効率的に売上を上げることができます。中には知ってか知らずか、十分な照射範囲をとらずに施術を行っているところもあるみたいです。

エースクリニックではそういったことがないよう、施術範囲は腋毛の生えている範囲からさらに1㎝外側までを目安にさせていただいております。腋の範囲が通常よりもかなり広い場合でも、ミラドライの規定の照射範囲を超えて手書きで照射部位を設定させていただくこともあります

③麻酔液の注入層について

ミラドライ麻酔

意外に思われるかもしれませんが、麻酔液を注入する深さも効果の出方には関係してくると思います。

ミラドライはマイクロ波を発生させる治療原理になっています。マイクロ波を当てると水分が多いところに熱が発生します。汗腺は水分が他の組織と比べて多いため、マイクロ波によって熱が発生して汗腺が選択的に破壊される仕組みになっています。
ところで、施術前に行う注射の麻酔液も水分です。汗腺の組織が多く存在する皮下浅層にしっかり注入すれば、この汗腺のある層で確実にマイクロ波が吸収され、さらに効率的に熱を発生させることができます。

もし仮にこの麻酔の注射が皮下の深層などに入ってしまっている場合、熱の発生する範囲が分散されてしまうため、効果が減弱するばかりでなく、思わぬ副作用につながる可能性もあります。
たかが注射と思われるかもしれませんが、一定の層に確実に薬液を注入するには技術と経験が必要です。
エースクリニックではミラドライの症例数も多く、全員のドクターがこの麻酔注射には習熟しておりますのでご安心ください。

最後に

ミラドライは手術ではなく、機械の照射による治療です。
「どこで治療を受けても同じ、それなら安いところを探そう」
という方もいらっしゃるかもしれませんが、クリニック選びを誤ってしまうと、思ったような効果がでなかったり、すぐに再発してしまったりするかもしれません。
ミラドライを検討されている方は、今回の記事で挙げたポイントを参考にクリニック選びをされるとよいでしょう。

この記事の監修

エースクリニック 医師:
浅井裕子 医師

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