ミラドライの施術後の痛みを軽減させる!長時間作用型麻酔薬「エクスパレル」を導入!
皆さま、こんにちは。最近どんどん暑くなってきましたね。
夏が近づき、脇の汗・臭いをなんとかしたいという方は多いのではないでしょうか。
当院では切らない腋臭症・多汗症治療であるミラドライを導入しております。
最近ミラドライの人気は強く、当院では夏前のこの時期はほぼ毎日複数例の施術を行っています。
エースクリニックではミラドライの施術を極力快適に受けていただけるように、様々な工夫をしてきました。
局所麻酔注射時の笑気麻酔の併用もその一つです。
ただ、これまでどうしても施術後の痛みを改善できませんでした。
当院ではミラドライの効果を最大限に引き出すために、広範囲、最大出力、重ね打ちの3拍子で照射しているため、施術後の痛みはその分大きくなる傾向にありました。
いままでは鎮痛薬を適宜内服してもらっていましたが、なんとかミラドライ照射後の痛みを軽減する方法はないかと院内で方法を模索しておりました。
そして今回アメリカで使用されている画期的な麻酔薬の情報を仕入れ、ミラドライへの効果を検証すべく導入することにいたしました。
その名も、長時間作用型麻酔薬のEXPAREL(エクスパレル)です。
① ミラドライの施術後の痛みについて
ミラドライは局所麻酔下で行うので、施術中は照射による熱さ・痛みは感じません。
施術が終わった後も局所麻酔の効果が切れるまで痛みを感じません。
施術後2時間くらいすると局所麻酔の効果が切れはじめ、痛みがでてきます。
患者さんのアンケートによると、当日夜から翌日にかけて痛みがピークで、当日の夜は痛みが強すぎて眠れなかったという方も中にはいらっしゃいます。
② エクスパレルとは
エクスパレルは、注入した部位に長時間の鎮痛効果をもたらす局所麻酔薬です(長期持続性・非オピオイド鎮痛薬)。
従来用いられている塩酸ブピバカインという麻酔薬をリポソーム化した薬剤(簡単にいえば麻酔の有効成分がカプセル化されており、時間経過とともに徐々に有効成分が放出されるようにされたもの)で、鎮痛効果が約3日~最大5日間持続します。
この長時間作用する特性を利用して、ミラドライ施術後の疼痛緩和目的に使用します。
③エクスパレルの使用方法
ミラドライ照射完了後に両脇に局所的に注射します。
照射前に行った局所麻酔の効果がまだあるので、エクスパレル注入時に痛みを感じることは基本的にありません。