皮膚のターンオーバーにより、個人差はあるものの1~2年で色素が薄くなるアートメイク。
刺青(タトゥー)の様にずっと色素が残らないとは言え、「体の中に色素を入れるのは怖い…」と思っている人も多いのではないでしょうか。
アートメイクの施術を考えている人にとって、とても重要になるのがクリニック選び。
クリニックを選ぶポイントはいくつもありますが、決め手の一つとなるのが各クリニックのサイトに掲載されている「症例画像」です。
そのクリニックで実際に施術した時の写真が載っているので、「このクリニックで施術するとどんな感じになるのかな?」と知りたい人にはとても参考になりますよね。
いろいろなサイトの症例画像を見ていると、やはり多いのは「映える」症例画像。
特に施術後の写真はとてもきれいに加工されているものが多いですが、画像の美しさだけに目を奪われず見るべきところをチェックしましょう。
この記事では、アートメイクのクリニックを選ぶ際に必ずチェックするべき症例画像のポイントを3つ紹介しています。
また、アートメイクで多い失敗例も紹介。施術後に「失敗だった!」とならない様、よくある失敗例も踏まえながら症例画像をチェックしてくださいね。
アートメイクの症例画像で必ずチェックするべきポイント3つ
クリニックのサイトに掲載されている症例画像を見た時に、必ずチェックするべきポイント3つはこちら
- デザインの幅広さ
- 3D,4Dの場合の毛の描き方(毛の流れ)
- 症例の方の性別・年齢層
それぞれ詳しく見ていきましょう!
デザインの幅広さ
施術者の技術力の高さや美的センスにより、出来上がりが左右されるアートメイク。
そのため、クリニックを選ぶ際には「技術力・美的センスが高い施術者が在籍しているか」がとても重要になります。
優秀な施術者がいるクリニックなら、一人一人の自眉・骨格に合わせた幅広いデザインが可能なはず。症例画像を見る際には、同じようなデザインではなく幅広いデザインが可能か、下記のポイントをチェックしてみてください。
- 様々な形に対応できるか
- 自分の好みの形があるか
- その人に合ったデザインになっているか
- 流行の形ではない、ナチュラルなデザインになっているか
- 一定方向になっていないか
- 毛の流れに沿って描いてあるか
- のっぺりとした感じになっていないか(ナチュラルな仕上がりになっているか)
- 左右の眉頭・眉山の位置が左右対称になっているか
- 不自然なバランスになっていないか
- デザインの幅広さ(同じような形ばかりではなく、様々な形に対応しているか)
- 3D,4Dの場合の毛の描き方(毛の流れに沿っているか、自然な仕上がりになっているか)
- 症例の方の性別・年齢層
※デザインの決め方※
眉のデザインは黄金比(人が最も美しいと感じる比率)をベースにデザインした後、その人の骨格や表情などに合わせ微調整していきます。
黄金比に基づいて形を決めていくので、バランスの良い美しい眉になるんですね!
3D,4Dの場合の毛の描き方(毛の流れ)
眉のアートメイクの場合、施術方法にはいくつか種類があります。
3D、4Dでの施術を考えている場合は、下記のポイントをチェックしましょう。
※2D ,3D,4Dの違いは?※
2D:全体に色味を入れていく施術方法。パウダーをのせた時の様な眉になるため、スッピン時には浮いてしまうことも。
3D:毛を1本1本描いていく施術方法。スッピンでも浮かないナチュラルな眉に。
4D:2Dと3Dを合わせた施術方法。毛を1本1本描いた後に色をのせていきます。スッピン時にもメイク時にも馴染む眉に。
毛を1本1本描いていく3D、4Dの技術は、施術者の技術レベルにより出来上がりがまったく違うものになってしまうことも。
施術者の高い技術とセンスが必要になる施術方法なので、症例画像で毛の描き方をチェックしましょう。
症例の方の性別・年齢層
症例画像に写っている方の性別や年齢層も重要なポイント。
同じ性別や年齢層ばかりの症例画像が載っているクリニックよりも、幅広い年齢層に対応できるクリニックの方が安心ですよね。
「〇代」と年齢層が記載されている画像も多いので、どのような性別、年齢層の方が多いのかもチェックしてみてください。
また、自分と同じ年代の方の症例画像を見てみるのも参考になります。
どのようなデザインが多いのか、一人一人に合ったデザインになっているか、についてもチェックしましょう
その他、複数の画像が掲載されていると経過が分かりやすい
施術直後は赤みや色素が濃く出てしまうことが多いアートメイク。
通常、施術後数日~1週間ほどで色が落ち着いてくるので、「施術直後・1週間後・2回目施術後」など、違う時期の画像が複数掲載されていると経過や色の変化がわかって安心です。
アートメイクの失敗とは?実際の失敗例と症例画像でチェックするべきポイント3つ
ここでは、アートメイクで起こりうる失敗例と症例画像を見た時にチェックするべきポイントを紹介していきます。
アートメイクのクリニックを選ぶ時、症例画像を見る時にはぜひ参考にしてくださいね。
失敗例① 色が濃くなりすぎた
「思っていたよりも色が濃くなってしまった」という失敗例。
アートメイクは施術直後には色が濃いように感じても、少し経つと色が馴染んでくるのですが、「しばらくしても色が濃いまま」ということも。施術者の技術レベルにより起こることがあります(人によっては色が濃く入る方もいらっしゃいます)。
症例画像をチェックする時には、施術直後の画像だけでなく数日~1週間後の画像もチェックしましょう。
※サイトに複数の症例画像がない場合は、カウンセリング時に実際の画像を見せてもらうと施術後の色の馴染み具合が分かるので安心です。
失敗例② ベタっとした不自然な仕上がりになった
出来上がりの眉が自然ではなく、「海苔の様なベタっとした仕上がりになってしまった」という失敗例。
1本1本毛を描いていく手彫りではなく、機械彫りの場合に多く起こることがあります。
クリニックを選ぶ際にはそのクリニックで施術可能な方法(3D、4Dなど)について確認し、症例写真での仕上がりをチェックしましょう。
※機械彫りの場合に多い失敗例ですが、施術者の技術レベルが低いと手彫りでも起こることがあります。症例画像をチェックする時には「毛並み」についても細かくチェックしてください。
失敗例③ 左右の形に差がある
「出来上がりの眉の形が左右でずれている」という失敗例。
顔の形は完璧に左右対称ではないので、感覚だけで決めてしまうと左右の眉頭・眉山の位置がずれてしまうことがあります。
症例写真を見る場合には、
をしっかり確認しましょう。
※多くのクリニックでは左右のバランスを見るのに道具を使用しています。カウンセリング時に道具を使用せずに感覚だけで位置を決めるようなら要注意!
サイトで「形の決め方」や「カウンセリング方法」を画像付きで紹介してくれているクリニックも多いので、ぜひチェックしてみましょう。
アートメイクのクリニックを選ぶ時には必ず症例画像もチェックしよう
いかがでしたか?
今回は、アートメイクのクリニック選びに欠かせない「症例画像で必ずチェックするべきポイント」を紹介しました。
「アートメイクをしたいけど失敗が怖い…」となかなか一歩を踏み出せない人は、気になるクリニックの口コミなどと一緒に、ぜひ症例画像もしっかりチェックしてみてくださいね!
最後に、今回紹介したチェックポイントをまとめておきます。
※その他、「施術後しばらく経った頃の馴染み具合」「左右の形のバランス(眉頭・眉山の高さが左右対称になっているか)」もチェック!