二重埋没法 2点留め・3点留めの違い
こんにちは。冷凍餃子にはまっている芹澤です。
今の時期は、高校・大学の進学前に綺麗な二重にしたいというご相談を受けることが多く、毎日たくさんの二重手術を行っております。
なので今回は、二重手術の疑問についてブログにしたいと思います。
アイプチは百害あって一利なし!自然な二重をつくる二重埋没法のすすめ!
エースクリニックの埋没法には、2点留め・3点留めがあります
これは二重を片側2本の糸でつくるか3本の糸でつくるかの違いです。
実は二重のアーチは1点よりも2点以上でつくった方がきれいに仕上がるのですが(1点では綺麗なアーチはできません、線留めという1本で広めのループを作る方法もありますが、二重のデザインに難があるので当院では採用していません)、3点で留める場合は何が2点留めと違うのでしょうか。
2点留め・3点留めの違い その①
2点で留めた場合と、3点で留めた場合の違いその①は、二重の持ちです。
上記リンクの説明の通り、埋没した糸は開眼時に目の上方奥に引っ張られているのですが、その力が2点に分散されるのか3点に分散されるのかでは1点1点の糸にかかる力が変わります。もちろん3点のほうが1点1点の糸にかかる負担が小さくなりますので、二重がより長持ちしてくれます。
二重をなるべく長持ちさせたい方や、二重をなるべく取れにくくしたい方は3点留めにするといいです。また、二重にする力も強くなりますので、まぶたが厚くて二重になりにくい方や二重幅を広くとりたい方(糸への負担が大きくなる)も3点留めがおすすめです。
2点留め・3点留めの違い その②
2点で留めた場合と、3点で留めた場合の違いその②は、二重ラインの違いです。
まず結論から申し上げますと、“広めの二重で目頭側や目尻側のラインを綺麗にだしたい”という方は、3点留めで行う必要があります。
広い二重の場合、埋没糸の2点間の距離を広く取ると、糸と糸の間の部分の二重が狭くなってしまうことがあります。
そのため、埋没糸の2点間は極端に離すことができないので、2点で上記希望を叶えようとすると、2点を目頭か目尻のどちらかに寄せないといけないのですが、その場合は寄せてないほうの二重が綺麗にでなくなってしまうことがあります(目頭側の二重をしっかりだそうと2点を目頭側に寄せた場合は目尻側のラインがぼやける)。
3点であれば目頭・目尻のラインまで綺麗にだせるように糸を配置できるので、平行型を希望される方などは3点留めがおすすめになります。
2点留め・3点留めの違い その③
ここまでは3点留めのメリットの話となりましたが、2点留めが3点留めに勝る点もあります。それは2点留めのほうが術後の腫れが多少少ないということです。
2点より3点の方が針を刺す回数が多いので、腫れがいくらか強くなるのはやむを得ないところですが、大きく違うわけではありません。
以上、2点留め・3点留めの違いについてでした。
ご希望されるデザインが2点でできるのか、3点のほうがいいのかなどは実際に診察してシミュレーションしてみる必要がありますが、おおむね10mm以上の二重幅であったり平行型の二重が希望である場合は3点をおすすめすることが多いです。
一番似合いそうな二重幅のご提案などもしますので、是非お気軽にご相談ください。