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目元だけでなく、顔全体の印象をきめる ふっくらとかわいらしい「涙袋」の作り方を解説します

※このページは2021年1月14日に更新されました。

810×350_涙袋

二重まぶたと同じくらい、目元の印象を決める「涙袋」。

芸能人やモデルさんの目元をよく見ると、みなさん「涙袋」がぷっくりされているのがわかりますよね。涙袋をふっくらさせることで、立体的で、優しくかわいらしい目元を表現することができます。

実際2389名の女性に対して、「涙袋」についてのアンケートを行ったところ、「涙袋をつくるメイクにチャレンジしてみたい?」という質問に対して、「はい」90%(2151名)、「いいえ」10%(238名)という結果になりました。涙袋メイクについてアンケート調査

非常に多くの女性が、目が大きくて可愛く見える涙袋を作ってみたいという希望が強いことがわかります。

しかし、メイクでつくる「涙袋」は「涙袋があるように見せる」技術になるので、残念ながら本物の「涙袋」ではありません。

一方、クリニックでつくる「涙袋」は、メイクであるように見せる「涙袋」ではなく本物の「涙袋」なので効果も長持ちしますし、より自然な仕上がりになります。

では、「涙袋」はクリニックでどう作られるのでしょうか。「涙袋」の効果やクリニックでの「涙袋」の施術について紹介いたします。

涙袋をつくると印象が良くなる理由

そもそも涙袋をつくると、どうして印象がよくなるのでしょうか。

「涙袋」の正体は、目の周りを取りかこんでいる眼輪筋(がんりんきん)という筋肉がほとんどです。正確には、その眼輪筋の下、瞼板(けんばん)という硬い板のようなものと、皮膚と皮下脂肪がセットになって「涙袋」といわれています。
ですから「涙袋」といっても、涙とは直接関係ありません。涙は上まぶたの内側から出てくるので、涙袋で涙をためているわけではないのです。

涙袋の正体はほとんど筋肉ですので、笑うと筋肉が縮んで力こぶのように盛り上がります。これが、涙袋が印象をよくするヒミツ。「涙袋」を作ってあげることで、微笑んでいるように人が思いやすくなるのです。

みなさんも周りで「いつも笑顔でいてこの人ステキだな」という方はいませんか?

女性_笑顔

事実、この「笑顔」の効果は科学的にも証明されています。たとえば日本で行われた190人の大学生と社会人を対象とした実験では、初対面の女性が「笑顔」や「ほほえみ」だった場合、「明るい」「親しみやすい」「親切」といった印象を受ける者が多く、笑顔が初対面の相手に好印象を与えることがわかっています。

一方、「しかめ顔」からは、「暗い」「親しみづらい」「不親切」といった悪い印象を受けることがわかりました。さらに、大学生では男性より女性の方が「笑顔」により好感を持ち、社会人では「しかめ顔」に対して、女性の方が悪い印象を持つ方が多くでました。
(2014年 井上ら、表情が初対面の相手に与える印象 文教大学研究レポート)

つまり女性の方が、笑顔かどうかで大きく印象を左右してしまうのですね。

このように、「涙袋」をつくってあげることで、自然と「ほほえんでいる」印象を持たれるため、印象が良くなるのです。

しかも、女性の方は「笑顔であるか」で印象が大きくことなる傾向があるので、「涙袋」をつくるのは目元の印象だけでなく、顔全体の印象を決める重要なポイントといえるでしょう。
では、この「涙袋」を大きくするにはどのような方法があるのでしょうか。クリニックで行われる「涙袋」の施術について詳しく説明いたします。

クリニックでの自然な「涙袋」をつくる方法

① ヒアルロン酸注入

もっとも手軽にできる「涙袋」の作り方が、ヒアルロン酸注入です。

涙袋_ヒアルロン酸症例



涙袋_脂肪注入2

ヒアルロン酸とは、体内にもともとあるゼリー状の成分です。
皮膚では、真皮という表面よりもすこし奥の場所に多く含まれていて、細胞同士をつなぐ役目を果たしています。

ヒアルロン酸は、非常に高い保水・保湿力をもっているのも特徴です。なんとその保湿力は、ヒアルロン酸自体の質量の600倍もの水分を蓄えることができます。

ヒアルロン酸を下まぶたの外側から少量注入することで「涙袋」を作ります。すると、皮膚の内側から肌を持ち上げるように水分を保つようになり、ふっくらとした自然な「涙袋」ができるのです。

ヒアルロン酸注入は、非常に細い針で注射しますので、ほとんど痛みはありませんが、注入中は液体が入ってくるような感覚があります。痛みに弱い方は麻酔で痛みをおさえることもできますので、事前にスタッフに伝えていただくとよいでしょう。

施術時間は通常5分から10分くらいと非常にみじかく、施術当日からメイクをすることもできます。シャワーも施術後当日からできますが、入浴やサウナ・飲酒や激しい運動はさけていただいた方がよいでしょう。

まれに内出血や注入した部分周囲にあかみや腫れが出てくることがありますが、1~2週間くらいで自然と落ち着いてきますのでご安心ください。

注入されたヒアルロン酸は、自然と分解・吸収されていくので、時間とともになくなっていきます。持続時間の目安としては、通常1年くらいといわれていますので、定期的なメンテナンスをおすすめいたします

② 脂肪注入

「1回の施術でもっと長期間、涙袋をぷっくりさせていたい」
という方におすすめなのが、ヒアルロン酸の代わりに自分の脂肪細胞を注入する方法です。具体的には、自分のおなかや太ももなどから、脂肪吸引で採取した細胞をごく少量とり、元気な脂肪細胞だけを濃縮して精製してから、下まぶたの部分に注入します。

涙袋症例_脂肪注入


生着した脂肪細胞は、半永久的になくなることはありませんので、定期的なメンテナンスもほとんど必要なく、ぷっくりした「涙袋」を手に入れることができます。

しかし、最終的に生着した脂肪細胞がどれくらいになるのかを正確に予測することができないため、涙袋がやや太くなる傾向があります。また効果は半永久的に続くため、脂肪注入で作った涙袋を取りのぞくには、切開をともなう手術が必要になります。

涙袋をつくる前に気をつけること

涙袋をクリニックでつくる前に注意しないといけないのは、「涙袋」と似ているようで違う「目袋」が大きくふくらんでいる場合です。

「目袋」は、いわゆる「クマ」の部分で、涙袋よりも下にあります。目の下の皮膚や筋肉や重力で下にさがってきたり、眼窩脂肪と呼ばれる目の周りの皮下脂肪が下がってきたりすることで起こります。

この「目袋」が「涙袋」よりも大きくかぶさってくると、せっかく「涙袋」をふっくらさせても埋もれてしまって、膨らみがきれいに見えません。

このような方は目の下の「目袋」の治療を優先的に行うことがおすすめです。目の下の「目袋」の治療だけで、涙袋の存在感がしっかりとでてくる方もいます。

涙袋_クマ治療1

涙袋_クマ治療2


もちろん、「目袋」の治療でも「涙袋」がふっくらしてこなかった場合、そのあと「涙袋」をつくる施術もおこなうこともできます。

まずは、クリニックにご来院していただいたら、最初に目のまわりの状態をカウンセリングさせていただきますので、ぜひ気軽にご来院ください。

まとめ

クリニックでの「涙袋」の作り方について、ヒアルロン酸注入や脂肪注入も含めて解説いたしました。

「涙袋」は目元の印象を決めるだけでなく、顔全体の印象を決める重要なパーツです。涙袋をつくるために、毎日涙袋メイクをしている方や、かわいらしい印象を作りたい方、優しい笑顔がステキな印象を作りたい方などにおすすめの施術になります。

「涙袋」の施術についてご不安な方は、ぜひ施術前にご不安な点をスタッフや担当医師に相談してみるとよいでしょう。

監修医師

谷 聡柄 医師

エースクリニック大阪梅田HEPナビオ院院長

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